Schedule公演スケジュール

通崎睦美 コンサート 「今、甦る! 木琴デイズ」 vol.20 ~古今東西 木琴傑作集~

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日時
2024年5月31日(金)①14:00開演(13:30開場) ②18:30開演(18:00開場)
会場
京都文化博物館 別館ホール
料金
前売¥3,500 当日¥4,000 学生:前売¥1,500 当日¥2,000 (全自由席/消費税込)
発売日
発売中
発売場所
チケットぴあ https://t.pia.jp/ [Pコード:261-276]
otonowa 075-252-8255 ※電話予約のみ
備考
未就学児童入場不可

主催・企画:通崎睦美
通崎睦美 オフィシャル・サイト「通崎好み製作所」
お問合せ
公演前日まで:otonowa 075-252-8255
公演当日:タカクワ企画 080-9899-5900

2013年に木琴奏者・平岡養一の評伝『木琴デイズ 平岡養一「天衣無縫の音楽人生」』(講談社)を上梓しました。翌年にスタートした、本の内容を音楽で辿る本シリーズも、あっという間に10年が経ち、今回で20回目の開催となります。
平岡養一(1907-1981)は、大正時代、銀座の映画館「金春館」で聴いた、楽士達の演奏による『金春マーチ』の木琴演奏に心を奪われ、独学で木琴を始めました。マリンバ奏者として活動していた私は、2005年、平岡氏の楽器をお借りして氏が初演した紙恭輔『木琴協奏曲』を弾いたことがきっかけで木琴の虜となり現在に至ります。本シリーズを思い返してみれば、平岡養一の、そして彼の木琴を譲り受けて来年で20年になる私自身の木琴時代(木琴デイズ)のスタートとなるこれらの曲を、まだ演奏していませんでした。
今回は、平岡養一の木琴デイズに、私自身のそれを重ねて振り返り、戦前、戦中、戦後、現代、と各時代のレパートリーを欲張りに散りばめたプログラムです。
10歳の私が70歳の平岡養一と共演した思い出の『チャールダシュ』にはじまり、平岡がラジオで演奏した小品の数々。エネスク『ルーマニア狂詩曲第1番』の楽譜は、戦中、米国からの帰国時、FBIに没収されず特別に持ち帰りを許されたものです。また戦後クラシックの枠を飛び出し活き活きと弾いたポップスやタンゴなど、楽しいレパートリーも演奏します。
前回に続いてのゲスト、フルートの森本英希さんとは、バロックの作品を。木琴が木製フルートの伴奏(通奏低音)にまわるアンサンブルはとても新鮮な響きで、平岡も想像していなかったものでしょう。鷹羽弘晃さんの作品も同様に、新たな木琴の魅力を伝える1曲です。ピアノは本シリーズ最多出演者である作曲家・松園洋二さん。その柔軟な演奏と作・編曲作品は、私の木琴デイズになくてはならない存在となりました。
サブタイトルは「夜来香」が収録されたレコード「平岡養一木琴傑作集」に倣って「古今東西木琴傑作集」。色とりどりのプログラムを、初めての方にも、リピーターの方にも愉しく聴いていただければと思います。
(Message from 通崎睦美)

[出演]
通崎睦美(木琴)/森本英希(フルート)/松園洋二(ピアノ)

[主な演奏予定曲]
鷹羽弘晃:木霊〜木琴独奏のための
ドビュッシー:シランクス
ハイドン:音楽時計のための小品
ヘンデル:ソナタ ロ短調 367bより
モンティ:チャールダシュ
奥山貞吉/松園洋二編:金春マーチ
バッハ:アリオーソ
クライスラー:愛の悲しみ
平井康三郎:平城山
紙恭輔:木琴協奏曲
ロドリゲス/野田雅巳編:ラ・クンパルシータ
シェイ/松園洋二編:月光値千金
カーン/松園洋二編:煙が目に染みる
服部良一/松園洋二編:夜来香
エネスク/平岡養一版:ルーマニア狂詩曲第1番
ほか

※公演時間:90分(休憩無し)